「純粋理性批判」を開いてみる ー純粋理性批判挑戦記ー

初投稿。

 

皆さん、「純粋理性批判」て本を読んだことあるでしょうか。

 

倫理の授業とかで聞いたことあるかもしれませんね。

これは、18~19世紀に活躍した哲学者カントの代表的な著作です。

 

最近この本を読み始めたので、アウトプットがてら、自分の理解を整理しようと思い筆を執りました。(嘘です。パソコンで打ってます。)

 

さて、この純粋理性批判、とにかく難解なことで有名です。

私は哲学を真面目に勉強した人間じゃないんですが、いずれこの本を読んでみようと思ってました。というのは、「難しくて読み通せない本」と言われたら、「だったら読んでやろうじゃない!」と命知らずにも思ってしまったわけですね。

 

そして、この本が有名なのは、もちろん難解であるからというだけではありません。

誰がいったか知りませんが、「カント以前のすべての哲学はカントに流れ込み、カント以降のすべての哲学はカントから流れ出る」とか。

 

つまり、プラトン以来哲学界で長年議論されてきた問題を総括し、その後の哲学に大きな影響を与えたのが、カントという哲学者なんですね。その代表的な著作ということで、この「純粋理性批判」は有名なわけです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、私が読み進めているのは、光文社古典新訳文庫版『純粋理性批判』です。訳者は中山元さん。この光文社版の良いところはなんと言っても訳文が軟らかいこと。ただでさえ難解な内容なのでせめて訳文は軟らかいもので読みたい!と思ってこれを選びました。どの翻訳で読むか、はいろいろ読み比べてみて選ぶのがいいかもしれません。

 

光文社版、訳文が軟らかく相対的に読みやすい(と感じる)のはいいんですが、とにかく長い(笑)。一冊約400ページ強でそれが7分冊ですから読み終わるのはいつになるやら・・・(というかそもそも読破できるのか?)。

ただ、これなぜ長いかというと、一冊ごとに訳者である中山元さんの詳細な解説が付いているからです。一冊のほぼ半分が解説に充てられています。とにかく純粋理性批判を読破したい、と言う人で光文社版を選んだ人は、解説を飛ばして読むという読み方もありかもしれませんね。(独力で理解することになるのでハードルは上がると思いますが・・・)

 

さて、以降はいよいよ内容に入っていきたいと思います。

 

公開するからには最後まで読み通したい。いや読み通す!