南禅寺に行ったことありますか?その2
三十三間堂の次は、豊国神社へ。豊臣秀吉を祀っている神社だそうです。
そして、ここには、歴史好きにはたまらない方広寺の鐘が……!
…写真ではよく分かりませんね。
「君臣豊楽」「国家安康」と書かれています。これの何が重要か。
その昔、徳川家康が政権を取って間もない頃、依然として関西では豊臣家が大きな力を持っていました。
なんとかして豊臣家を潰す口実が欲しかった家康は、方広寺の鐘に書かれた文字に目をつけます。それが先に挙げた2箇所。
「君『臣豊』楽」
「国『家』安『康』」
「豊臣」の字は繋がっているのに、「家康」の二字は引き裂かれている。これに、言いがかりをつけ、家康は豊臣に対し戦を仕掛けます。これが「大坂冬の陣」です。
本当にそんなことで⁉︎で思いますが、この歴史的事実のために方広寺の鐘は有名になっています。(もっとも、戦乱の原因はそれだけではないようですが)